ベトナム ホーチミン ブログ ひと、まち、くらし -海外拠点通信-
ホーム 海外拠点通信 トップ ベトナム ホーチミン ブログ ベトナム戦争史跡公園 クチトンネル

ベトナム戦争史跡公園 クチトンネル

2023年3月1日

74

はじめに

ベトナム戦争。みなさん一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか。今回はベトナム戦争で一番有名な基地そして死闘が繰り広げられた「クチトンネル」へ行ってきましたのでご紹介します。
クチトンネルは自宅のあるホーチミン市にはありますが、ホーチミン市の面積は2095平方キロメートル(ベトナムの0.63%の広さ)であり東京都と殆ど同じ大きさですので自宅のある中心地から外れにあるクチトンネルまでは車で90分程掛かりました。

道中の景色は、自宅周辺の大都市ホーチミンとは違い同じホーチミンでも長閑な風景が広がっております。

史跡公園に到着~入場

到着するとベトナム戦争当時の戦車や飛行機等が展示されております。これら全てはアメリカ軍が残していったものだそう。解放軍(ベトコン)には近代兵器はなくトンネルに入り、わずかな銃や原始的な罠でアメリカ軍と戦い、アメリカ軍を追い払うことに成功したそうです。
受付を済ませ内部へ入場です。因みに入場料は110,000ドン(550円)でした。

まずはビデオ鑑賞がありました。
ベトナム戦争はいまからわずか50年前の出来事で映像技術が既にあったことでベトナム戦争当時のリアルな映像が流れておりました。

ビデオ鑑賞後は小さな穴の見学、そして入れる人は実際に入れました。

小さな穴は攻めてきた米軍から隠れる穴で、現代でも比較的小柄なベトナムの方たちですが、戦争時はより小柄であったそうで小さな穴に隠れる事が出来たようです。仮に見つかっても体の大きい米軍は入る事は不可能。今は見学用に幅が広げられているようですが、私も実際に入ってみましたが入るのに一苦労しました。

近代的な武器を持たないベトコンは木々の生い茂るジャングルに様々な罠を仕掛け戦っていたそうです。その代表的な罠が落とし穴だそうで、八つ裂きになる穴等の仕掛けをしていたそうです。。

トンネルの中へ

ここからは実際にトンネル内へ。

トンネルは全長250km彫られており、カンボジアとの国境付近までトンネルは張り巡らされており、現在は一部(40~50m程)を観光用に解放しております。

このトンネルも隠れる穴程ではありませんが、なかなか幅が狭く高さもなく、中腰でなければ進む事が出来ません。それでも観光用に実際の大きさから広げたようです。

トンネルと聞くと、ただ道を想像すると思いますが、クチトンネルは道だけでなく、病院、会議室、学校、家があり、トンネル内では数千の人が生活していたようです。

射撃場

クチトンネルでは射撃体験が出来ます。勿論、実弾です。海外だからこそ出来る経験ですね。

数種類ある中から銃を選び、金額は選んだ銃の一発の値段で、60,000d/1ですと日本円で約1発300円程となります。私はスタッフがおすすめするAK47を選び10発の射撃体験をしました。

銃口は完全に固定されており、衝撃でひっくり返る事はないようになってます。実際に射撃をしてみると衝撃は凄く、当たり前ですが弾丸のスピードは凄まじく撃った瞬間に数十メートル先に砂埃が舞います。ベトナム戦争当時のクチトンネルでは昼夜問わずこんな音が鳴り響いていたと考えるとぞっとします。

最後に

戦後50年が経とうとしているベトナムのクチトンネルですが、現在はのどかでおだやかな自然の美しい場所でした。もしベトナムへお越しの際は観光してみては如何でしょうか。

74