2018年3月1日
今、香港はあちらこちらで春節モードを感じることできます。
一年の中で、一番重要とされる祭日が訪れようとしてしています。
街中の至るところがシンボルの赤色に染められています。
「春節」と呼ばれるその言葉には、別の言い方があることをご存じでしょうか。
「新年」、「大年」と呼んだりもしますが、話し言葉としては「過年」(年を過ごす、年を跨ぐという意味)と呼ぶのが一般的です。
一年が終わろうとする残りわずかな時間を家族と一緒見守りながら、新しい年を迎えることです。
日本はおせち料理がありますが、香港にも似たような料理があります。
「盆菜」という土鍋のような器に盛り付けしており、海鮮類(アワビ、エビな、ホタテど)から肉料理(焼き豚、鶏肉、肉団子など)まで楽しむ食材が満載です。
また、日本のように黒豆を食べるとまめになるような縁起の良い食べ物もあります。いくつか例をあげましょう。
お餅: | 発音の縁起がいいから | 年糕(発音:NianGao)=年年(発音:Nian)昇高(発音:Gao) 年々昇進して行く、高くへ高くへの意味。 |
魚: | 魚(Yu)=余(Yu)裕の発音が同じなので、魚を食べると余裕な一年になる |
その他にもたくさんありますが、料理についはここまでとします。
次は、お正月飾りについてご紹介したいと思います。
民家にとどまらず、ショッピングモールやお店の入り口には殆ど金柑鉢(現地では金桔という)が置かれてあります。
「金」は財を、「桔」は吉を意味し、それを置くことで吉と財を招くことができるので定番なお正月飾りとなっております。
実がたくさん実る程縁起が良いと言われており、一般的に2鉢以上という言い伝えがあるそうです。
他には、お花なども飾りますので、簡単に紹介しておきます。
一定期間駐在するとカルチャショックもなくなるので、ぜひお足を運んで文化の違いを楽しんでみてください。